まだ契約のお話も間取りのお話もしてないのに、いきなり建築後の防犯の話?って感じですが、
我が家の近隣地域でも日中の空き巣や夜間ガラスを破っての侵入といったニュースが定期的にあります。こんなご時世なので、防犯対策の話は早めにお伝えしたかったのです。
以下、我が家で実施した防犯対策ですが、今回一番伝えたい話は「防犯カメラ」の話なので、時間の無い方は他は読み飛ばして防犯カメラの話だけでも読んでもらえたらと思います。
ドアと窓の防犯
昔は良く採用された「勝手口」ですが、最近の住宅規模や生活スタイルでは需要が減っています。玄関ドアに比べて、どうしてもドアや鍵の防犯対策が弱かったり、鍵のかけ忘れリスクなど、防犯上のデメリットも多いため我が家は勝手口は付けませんでした。
窓の防犯対策は、ダブルガラス、トリプルガラス、防犯ガラスの採用などがありますが、一番の防犯対策は不要な窓、特に人目に付かない位置の窓を減らすことだと思います。
我が家では、基本的にトリプルガラスを採用し、1階の窓はリビングの掃出し以外は人が通り抜けられないサイズのフィックス窓しかありません。掃出し窓は電動シャッターを採用してあります。
玄関鍵とインターホンの防犯
玄関鍵はインターホン連動の電子キーを採用しました。そしてインターホンはスマホアプリ連動機能のあるものを採用しています。
外出時などスマホアプリから「鍵のかけ忘れ」を確認し、施錠することができます。
インターホンの着信時にはスマホに通知が来るため、外出中でもカメラからの映像を確認したり、受け答えをすることができます。万全の対策とは言えませんが、空き巣の在宅確認などの不審者への対応ができますし、証拠画像を記録することができます。
防犯カメラの設置(本題)
今回の話で一番伝えたい話です。
昔であれば何万円もかけないと設置できなかった防犯カメラですが、最近はとても低コストで設置することができ、DIYでの設置も簡単です。
我が家では、TP-LinkのTAPOシリーズのカメラをDIYで設置しています。
このカメラは、最近よくある「スマホアプリで確認できるネットワークカメラ」で、SDカードを入れておけば録画が可能です。そして、一番重要なのは「ONVIF」規格に対応していることです。
詳しい話は長くなるので省略しますが、「ONVIF」規格に対応していると、「NVR(ネットワークビデオレコーダー)」に接続、録画することができます。
我が家では同じくTP-Linkの NVR1008Hを使用しています。モニターとマウスをつなぐことでNVRのOS上でいろいろな操作ができるので、ちょっとしたPC端末のようなものだと思ってもらえれば良いかと。
TAPOカメラ側のアプリで「カメラのアカウント」機能をオンにすることで、NVR側からネットワーク上のTAPOカメラを見つけて接続可能です。
これですべてのカメラをまとめて24時間常時録画やスケジュール録画して管理することが可能です。ただし、NVR100Hにはハードディスクが入っていないので録画用の内蔵ハードディスクを購入して取り付ける必要があります。
TAPOカメラの設置方法は、WiFiが届く範囲であれば100Vのコンセントから電源をとるだけです。なので、お家の設計の段階でカメラを設置したい位置に「屋外コンセント」を付けておきましょう。あとは屋外用の電源コードとPVKボックスを使用して図のように設置します。

PVKボックスは屋外電源接続用の樹脂製の箱で、この中で屋外用電源ケーブルとカメラ付属のACアダプタを接続することで雨に濡れることを防ぎます。ACアダプタの大きさに合わせて適切なサイズのPVKボックスを用意しましょう。PVKボックスの固定は、外壁に屋外用強力両面テープで固定可能です。
PVKボックスには、併せてゴムブッシングやコルゲートチューブ、コネクターなどを使うことで配線の保護や雨水の侵入を防ぐことが可能です。
カメラ本体は外壁にねじ止めとなりますが、外壁にキズを付けるのが嫌であれば、「防犯カメラポール固定金具」のような商品を使えば雨どいに固定することも可能です。
ちなみに、「PoE」という規格に対応したカメラとNVRであれば、WiFi接続ではなく有線LANを接続するだけで、電源が不要になります。・・・が、個人的にはWiFiと屋外コンセントを使用した方が楽だと思う。
というわけで、「ONVIF」と「NVR」について少し勉強すれば低コストでネットワーク防犯カメラ環境を構築することができます! DIYとかPCが好きな人ならそんなに難しくないはず。
この手の話が苦手な人でも、シンプルにアプリ管理+SDカード録画だけなら市販のネットワークカメラを設置するだけでも十分かと思います。

最近は意外と簡単に防犯カメラが設置できるのね。
防犯カメラがあると、抑止力としても安心できるね。

家の中にも設置したから、子供たちの見守りカメラにもなるしね!

でも、ご近所さんが不必要に写りこまないように、とかの気遣いは必要ね。
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