我が家の家づくりのスケジュール

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理系旦那
理系旦那

こんにちは、理系旦那です。

「家を買おう」と検討し始めて最初に困ったのは、いつ、何をやらなきゃいけないか、スケジュール感がさっぱりわからない、ということでした。

 我が家の場合、ハウスメーカーを決定する前の情報収集期間や、土地の購入の流れが少し特殊だったのですが、我が家の家づくり開始から引き渡しまでにかかったスケジュールを公開します。

 これから家づくりを検討する方に、少しでも参考にしていただければと。

準備期間(約1年)

 我が家の場合、「家を買おう」と考え始めた時点では仕事の都合ですぐにハウスメーカーの検討を始めることができませんでした。

 そのため、最初の1年ほどは情報収集などの準備期間がありました。

今となっては、この時点で情報収集に余裕を持って十分な時間をかけられたおかげで、「後悔の少ない家づくり」ができたと思います。

焦らず、しっかりと情報収集することが大事だと思います。

情報収集

 まずは、住宅系のYouTubeやブログなどで情報収集と勉強をしました。主に参考にしたのは以下のようなものです。

  • 住宅性能(耐震、断熱、気密など)に関する解説系動画
  • 素材や工法に関する解説系動画
  • 住宅メーカーの解説系動画
  • 住宅設備や照明設備の解説系動画
  • 外構や庭の解説系動画
  • 実際に家を建てた人たちのブログ
  • (おまけで、IKEA家具の解説系動画)

 情報収集をするときに気を付けることは「一方に偏った意見を鵜呑みにしない」ことだと思います。

 家づくりにおいても「Aではなく絶対にBにすべき!」みたいな強めの情報には注意が必要です。結局どんなものも「一長一短」で、特に現状で淘汰されていないものには何かしらの理由があるわけで。Aにはメリットが少なくデメリットの方が多かったとしても、条件によってはデメリットを理解した上でAを採用しても良い場合もあると思います。

 個人的には、それぞれの長所短所をきちんと説明した上で「多くの人には○○の方がおススメだけれど、こういう人であれば××もありだと思います」という意見の方が信用できます。

自分の建てたい家には何が大事なのかを考えて、どの情報を採用するかしっかり見極めることが大切だと思いました。

住宅設備メーカーの展示場見学

 この準備期間中には「住宅設備メーカー」の展示場見学もしました。

 普通はハウスメーカーが決まって、間取りが決まって、それから住宅設備展示場を見学して住設を決めるようなので、この時点で見学に行くのはかなりイレギュラーらしいです。

 でも上記のタイミングでは、「ハウスメーカーによっては採用できる住設の選択肢が決まっている」、「そもそも、じっくりと検討する時間的余裕が無い」などの理由で、本当に欲しい住設を採用できない可能性があると思うんですよね。

 「知らなかったから採用できなかった」という後悔をしたくなかったので、ハウスメーカーを検討する前に、余裕を持って住設の検討を始めたのはとても良かったと思います。

ハウスメーカー選びから契約まで(約5か月)

展示場見学と資料請求(2か月)

 我が家の建築をお願いするハウスメーカーを検討するために、住宅展示場の見学と資料請求を開始しました。

 ハウスメーカーに初めて何かしらのコンタクトをとった時点でその会社の担当営業マンが決定し、基本的に変更することができなくなります。自分で担当営業を選ぶことはできないため、ここでハズレ営業マンとマッチングしてしまうとどうしようも無くなります。もはや「くじ引き」です。祈るしかないです。

 毎週土日に1日2件の見学予約を入れ、6社を見学しました。資料請求も10社ほど行い、そのうち2社の展示場見学に行ったので、合計で8社を見学しました。

 そのうち5社は2回目の見学(打合せ)に行き、最終的に3社に絞りました。

打合せと土地探し(3か月)

 3社に絞り込んだ後は、毎週土日に3社と打合せを行い、希望する間取りや仕様について打合せを重ねて、見積りを何度か作ってもらいました。

 また、この期間に各社のミュージアムや工場見学、実邸見学にも行きました。

うちは小さい子供が2人いたため、この期間は毎週土日が忙しく、家づくりで一番つらい期間でした。

 また、うちは家を建てたいエリアをとても狭い範囲で限定していたため、ハウスメーカーに打合せと同時に土地探しも依頼していましたが、なかなか希望の土地が見つかる気配が有りませんでした。そこで1か月ほど経ったタイミングで、希望エリアで一番実績のある不動産会社1社に土地探しを依頼することにしました。

これが功を奏し、不動産屋さんに相談してからわずか1ヶ月で希望の土地が見つかりました。

 土地が見つかってからの約1か月で土地形状に合わせた間取り修正を行い、各社に契約前の最終提案とその見積りを作ってもらい、契約するハウスメーカーを決定しました。

契約から引き渡しまで(約8か月)

着工までの打合せ(3か月)

 契約後、間取りの修正や、より詳細な仕様を決定するための打合わせが始まりました。床、壁、天井や照明機器などのインテリア打合せ、キッチンや風呂トイレなど住宅設備の詳細仕様の決定など限られた期間で決めていきます。

 我が家の契約した土地は旧所有者の引越し、古屋取り壊しなどがあったため、ハウスメーカー契約や土地契約から、土地の引渡しまで2か月ほど待つ必要があり、その後にハウスメーカーによる測量などが始まりました。そのため、契約から基礎工事着工までの打合せ期間に3か月ほどの余裕がありましたが、通常であれば1~2か月しかないと思います。

着工~最終仕様決定(最終契約)までの打合せ(1.5か月)

 我が家は建築工程の大部分が工場生産で行われる都合上、工場での生産が開始されるまでに最終仕様を決定する必要があり、この打合せには基礎工事着工からおよそ1.5か月かかりました。この辺りのスケジュールは依頼するハウスメーカーによって異なるので、あまり参考にならないかも・・・。

 この打合せでは、3Dパース図や詳細図面を見ながら、実際に生活する状況を想像しながら照明の配置など細かな仕様の調整を行いました。

 特に工場発注前の1週間くらいは、最終契約の押印に向けて最終図面と最終見積のチェック・修正で大幅に睡眠時間が削られました。

ここまでする人はあまりいないかもしれませんが、我が家では見積内訳をExcelでまとめて、図面と比較しながら抜け漏れや間違いが無いかチェックも行いました。

見積内訳、図面ともに結構な数の誤りがあり、チェックしなかったら危なかったなぁ・・・。

建築工事と外構工事~引き渡しまで(3.5か月)

 前述の通り、我が家は建築工程の大部分が工場で行われるため、工場発注から1か月ほどで建ったころに生産が行われ、建築予定地に据え付けられました。

 その後、内装や電気などの現地工事が行われ、据付工事から約2か月で建物が完成し、無事に引き渡し。

 うちの場合、外構工事もハウスメーカーに依頼したので引渡し時点で外構も完成していました。もし外構を自分で探した別業者に依頼する場合、引き渡し後に外構工事が始まりますので、ここからさらに1~3か月の外構工事期間がかかります。

引渡し後

新居へ引越し、旧居の退去(3週間)

 我が家は新居と旧居が近所(徒歩5分ほど)だったので、大型の家具家電以外は自分たちで運びました。当初の計画では、引き渡しから2週間で引越しを終わらせ、1週余裕を持って3週目には旧居を完全退去、と考えいました。

 引き渡し後の2週間は週の半分は有給休暇を取ったので十分間に合うだろうという考えと、旧居の家賃がもったいないないな、という浅はかな考えでした。

 この考え、完全に甘かったです。引越しと平行して役所の手続きだったり、カーテン業者やエアコン業者の工事立ち合いがあり、土日は夫婦の片方は育児対応が必要で・・・、自力での引っ越し作業は難航し、退去日前日の深夜に、何とかギリギリで退去が完了しました。

 自分の経験や家を建てた友人の話から改めて考えると、引越しには最低でも1か月、可能であれば1.5~2か月の余裕を持った計画を立てることをお勧めします。

荷ほどき、そして是正工事(終わらない…)

 このブログの執筆時点で引越しから半年以上が経過しています。

 最近やっと荷解きが9割ほど終わりましたが、まだいくつか段ボールが残っています。荷解きが終わる日は来るのだろうか・・・。

 そして、引き渡し後に気づいた不具合箇所の是正対応、是正工事。これもまだ完了していません。

 家づくり中に知人から「ハウスメーカーは引き渡し完了までは必死に対応してくれるけど、引き渡しが終わった後は全然対応が遅くなる」と聞かされていましたが、本当でした。引き渡しまではあんなに必死に対応してくれた営業さん、現場監督さん・・・今は対応にものすごく時間がかかっています。

 まぁ、当然我が家の引き渡し後は次のお客さんの対応があるわけで、我が家の是正対応はその隙間時間に対応するわけですから、仕方無いんでしょうね。

実際、致命的な不具合は引渡し前にしっかりチェックして是正対応を完了できたので、現状の是正対応については「急いでいないので、ゆっくり日程調整してもらってOKです」と我が家の方から伝えているのも、まだ是正工事が完了していない原因だと思います。

スケジュールのまとめ

 我が家のざっくりとした家づくりスケジュールを下の表にまとめます。

 ハウスメーカーの検討を始める前に、十分な情報収集期間と、住宅設備展示場を見学して住設選びをしておけたのが、満足いく家づくりにつながったと思います。

 これから家づくりの検討を始める方は、ぜひ、ハウスメーカー選びを始める前に住宅設備展示場の見学に行ってみてください。打合せが始まってしまったら、休日はほとんど打合せ時間と打合せ内容のフォローに費やすことになるので・・・。ゆっくり情報収集できるのは打合せが始まる前までです。

約1年の準備期間があったから長く感じたけれど、こうして見ると実際にハウスメーカーの検討を始めてからは、ちょうど1年で引渡しまで終わったのね。

子育てしながらの打合せは大変だったけれど、あっという間だったね。

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